っかぁー・・・!!
これは・・・、やられた!
エモーショナル・プランニング
これ、ほんとすごい。
目次
エモーショナル・プランニングとは?
メンタリストのDaiGoさんの書いた本
「自分を操る集中力」 かんき出版
に書かれている、
スケジュールに合わせて感情を操作していく手法です。
喜怒哀楽の感情を、うまく利用して集中力を高めようという試み。
このエッセンスは
どんな感情の時に、どんな作業が向いているの?
ということです。
喜怒哀楽の感情が、集中力を高める
著書では、喜怒哀楽それぞれの感情ごとに適したタスクが書かれています。
それでは、それぞれ何に向いているか?順に紹介していきます。
怒り | 目標指向行動を強く促す
・今まで解決できなかった、難しい課題の突破口を見つけやすくなる。
・目標達成の問題解決の原動力になる
怒りの感情はうまく利用すれば高い集中力を生み出します。
「悔しいから頑張る!」
「見返してやるために努力する!」
など、怒りから生まれたパワーで成功したというストーリーはよく聞きますね。
ただし、怒りの感情は鮮度が短いので、思ったらすぐにやることが大事です。
哀しみ | 冷静、かつ公平は判断ができる
・哀しみが人を注意深くし、細部に関心を持たせ、焦点を合わせやすくする
・分析力が高くなり、思い込みで判断しなくなる
哀しみの感情は、「なにも手がつかなくなる」というイメージがありますが、
冷静な判断ができるようになるというメリットがあります。
例えば、
・長期投資する株の銘柄を選ぶ時
・過去の出来事を分析して、長期的な目標を立てる時
など、冷静な判断が必要な時に哀しみの感情は有効です。
ただし、行動力は落ちるのがデメリットなので、哀しみの気持ちを長続きさせてしまうのは危険です。
喜び・楽しみ | 想像力を高め、意思決定を早くする
・喜びの感情は、人をクリエイティブにし、目の前の出来事に対する意思決定を早くする。
喜び・楽しみの感情は、人を創造的にします。
嬉しいことがあった時は、その勢いのままクリエイティブな課題にチャレンジすれば、より良いアイデアを生み出しやすくなります。
ただ、喜び・楽しみの感情は、判断力を鈍らせるのがデメリット。
「なんでもうまくいく!」と勘違いしがちなので、
セールスされた時に、よく考えず承諾してしまうことも。
冷静な判断が必要な場合は、喜び・楽しみの感情は向いていません。
感情を利用してスケジュールを立てる|エモーショナル・プランニング
さて、感情が集中力に大きく影響するならば、タスクの前に感情を高めておけば、効率よく仕事ができますね。
・あえて悔しかった体験を思い出してから、難題となっている問題に取り組む
(怒りの感情を利用)
・友達と楽しくリラックスした後に、企画書のアイデアを出す
(喜び・楽しみの感情を利用)
などなど、やるべきタスクの前に、感情を操作する予定を入れるというのがエモーショナル・プランニングです。
エモーショナル・プランニングを実践する建築家
TV番組 戦う建築家 に出演した、建築家の谷尻誠さん。
谷尻さんのアイデアの出し方は、今でも記憶に残っています。
(動画や画像が残ってないのが悔しい!)
なんと、3週間しかない建築バトルの最中に、スタッフ全員で旅行に行ってしまったのです!
対戦相手の西田司さんが、会議室で議論を重ねている最中のことでした。
勝負の結果は、僅差ですが谷尻さんの勝利。
顧客の想像や聴衆のさらに上を行く谷尻さんのアイデアには驚かされますが、
旅行に行って遊ぶことで、楽しみと喜びの感情が高まり、良いアイデアが生まれやすくなっていたこと
が勝利に影響していると思います。
まとめ
喜怒哀楽の感情は、集中力を阻害するように思われがちですが、うまく利用すれば集中力を高めることができます。
パフォーマンスを上げるために、エモーショナルプランニングを活用してみてはいかがですか?
自分を操る超集中力
には、エモーショナルプランニングの他にも、集中力を高める様々な方法が書かれています。
本当にオススメの一冊なので、パフォーマンスを劇的に上げたい方は、ぜひ読んでみてください。