少年ジャンプ+にて、東村アキコ自伝 かくかくしかじか が無料読めたことをキッカケに、完全にハマってしまい、
なんだよ、これ・・・
めちゃめちゃおもしれぇじゃん!!
最終巻を読み終えたころ、マジ泣きしてしまった。
東村アキコさんと言えば、
絵画教室の恩師、日高健三さんとの実話を基にした漫画です。
自分のことを、そのまま描くということ
毎月、書き始めてやっと
あの頃のことを思い出す思い出すというか
無理やり
記憶を閉じ込めてる引き出しを少し開けて
嫌々、あの頃の自分と向き合うかくかくしかじか ©︎東村アキコ
作品を作るということは、自分の心の中を覗き続けることだと思うけど、
苦い記憶を引っ張り出すキツさが、読んでてグサグサ伝わってくる。
モノローグひとつ捻りだすだけでも、かなり精神的にキツかったんじゃないだろうか。
リアルな感情が、そのまんま突き抜けてくる。
成功したい人は、絶対に読むべき
なにがすごいって、東村アキコ先生の行動力がすげぇ。
たった2ヶ月で、クソバカ→センター8割。
(ダウジングと裏技本という、超リスキーな方法なので、受験生は絶対真似しちゃダメ!)
さらに、会社行きながら、絵画教室のアシスタントと、漫画を同時にこなすハードワーク。
注目すべきなのは、そこまで漫画に真剣に取り組むことができたのは
会社をどうしても辞めたい
というモチベーションがあったから。
(恋人の西村君に会うための交通費を稼ぎたかったから)
「漫画、やってみたいな」で終わらせずに、
深夜遅くまでネーム描いて、
すぐ出版して、すぐダメ出し食らって、すぐ描き直して・・・。
この行動力は、副業で成功したい人は見習うべき。
俺もやらなきゃ!って刺激をもらえるし、
最初は全然ダメだったけど徐々にステップアップしていったストーリーとか、読むとすごい勇気をもらえる。
描け!!!
全部の角度から何枚も描いて しまいにゃ真上から描いたり、転がして描いたり 袋かぶせたり、布巻いたりしてな
日高建三 ©︎かくかくしかじか 東村アキコ
師匠の日高先生の「描け!!!」って言葉が、作中にすごい出て来ます。
考えるだけじゃなくて、技術は手を動かして身につけることの大切さを教えてくれます。
やっぱラストは、そうだよね・・・。
だいたい話の流れで1巻からもうわかっちゃうんですが
すいません。ここから先は、ちょっとネタバレです。。。。
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恩師の日高先生、最後は病気で亡くなってしまいます。
その時、あまり会いに行けなかった、いや行かなかった後悔が、
これでもかというくらい伝わって来ちゃいます。
それはもう、読んでて泣いてしまうくらい。
最後に
すげぇいい漫画でした!
自分の周りに、
・お世話になったけど、あんまり会えてない人
・ちょっと苦手で、誘いを断ってしまう人
会ってちゃんと話しができるチャンスは、いつが最後になるかわからないので、
会いに行きたい、会いにいかなきゃと思わせてくれます。
いやしかし、もっと早く読んでおきたかったな。。。