
なんの本かっていうと、マーケティングの本。
「100円のコーラを1000円で売る方法」のネタバレ
タイトルに登場する ”100円のコーラを1000円で売る方法” 自体は、ほんの2ページしか登場しない。
ちなみに、その方法がコチラ↓
※上司の与田が、超高級ホテル「リッツカールトン」に泊まったときのことエピソードです。
与田「そう。ルームサービスで頼んでみたんですよ。1035円でした。
普通に売っているコーラです。でも、今までの人生で最高に美味しいコーラでした。」与田が言うには、最適な温度で冷やされ、ライムと氷がついた、この上なく美味しい状態で、シルバーの盆に載ったコーラがグラスで運ばれてきた、とのこと。
「この美味しさなら、1035円は安いと思いました。 でも、中身はディスカウントストアで50円、60円で売っているコーラと同じ液体なんです。面白いですよね。」
引用元:「100円のコーラを1000円で売る方法」
100円のコーラを1000円で実際に買ったのは、上司の与田誠。
しかし、ただコーラを買ったわけではなく、
最高級ホテルの一室で、ルームサービスでコーラを頼んだというのだ。
つまり、100円のコーラを1000円で売るには、
「最高級ホテルの一室で、ゆったりとしながら、美味しいコーラを飲む」
という「目に見えない付加価値」をつければ可能ということだった。
【感想】ストーリー形式でわかりやすい!マーケンティングの入門書
とにかく、わかりやすかった!
内容は、ストーリー形式で進んでいく。
商品企画部に転属してきた宮前久美と、超デキる上司の与田誠。
この二人が織り成すストーリーの形式。
主人公の宮前久美のセリフや、心情などを多用するので、普通のビジネス書よりスルスル内容が入ってくる
久美「こっちがおとなしく黙って聞いてりゃ、いい気になって!全くなんなのよ!あの連中!」
与田「ああ、やっぱり宮前さんは、何もわかっていないのですね。」
100円のコーラを1000円で売る方法 永井孝尚
過去の成功にしがみつき、失敗。
ピンチ。苦悩。そして怒涛の巻き返し・・・。
これ、ドラマ化とかしたらいいんじゃない?俺は見るよ?
さいごに
仕事でマーケティングをしているわけではないが、多分、マーケティングの入門的な内容なのだと思う。
しかし、とにかく読みやすくて良い本だったのは強調しておきたい。
難しい数式や理論は一切登場しないし、あくまで小説風なので説明ばかりでもない。
これからマーケティングについて学びたい!という人には、ピッタリの一冊。
ちなみに、現在は第1巻〜第3巻まで出ており、続編も読んだけど全部面白かった!
また、ヒット作の宿命なのか、最近マンガ版まで出版されていた。
ストーリー自体も面白いので、これは本当にドラマ化か・・・?